DTMerの机に良くあるやつ
僕が作曲をするときにDAWに音を入力する際には楽器を演奏して録音、打ち込みで録音をする方法を使っています。最近は打ち込みのみで曲作りを完結させてしまうことも少なくありません。
そんな打ち込み作業ですが、DAWに音を打ち込むときに様々な方法が挙げられます。例えば...
- DAWの画面上のピアノロール(楽譜上の音程や音の長さなどを視覚的にわかりやすくピアノの鍵盤に表したもの)でマウスを使って入力する。
- MIDIキーボードを使いメトロノームやドラムのリズムに合わせてリアルタイムに鍵盤を演奏して入力する。
(写真:Logic proXのピアノロール画面 ドラムを打ち込んだ画面、マウスを使い音を伸ばしたり違う音に変える事が出来る)
この2つが主な方法だと思います。それぞれの入力方法や僕が実際にどのようにして打ち込み作業を行っているかなどはまた別の記事にします。今回の記事ではMIDIキーボードについて僕が使用しているものを紹介しながらお気に入りのポイントや選んだポイントを書いていきたいと思います。
そもそもMIDIキーボードとは何か、と思った方もいると思います。ざっくりと説明しますとデータを入力するための機材です。ピアノや普通のキーボードと違い単体では音は出ずPCに繋いでソフトウェア音源を使う事によって初めて音が出ます。色々な音源を使う事によってピアノ以外にもギターやドラムの音などをこのMIDIキーボードを使って鳴らすことが出来ます。以前紹介したKOMPLETEの音源もこれを使って鳴らすことが出来ます。
MIDIキーボードは色々なメーカーが鍵盤数や鍵の大きさなど様々な種類を出しています。鍵盤数では少ない方から25,37,49,61,88とありピアノを弾ける人にとっては当然鍵盤数が多い方がストレスなく演奏することが出来ます。逆にピアノを弾けない人で音の確認などに使う程度の作業を主に行う人は少ない鍵盤数で事足りるということです。
そんな中で僕が使っているのが
KORG microKEY-25
25鍵のキーボードです。3年間使い続けていますが未だに壊れる気配がありません。特徴はこれと言ってありませんが、サイズが小さくて机の上のスペースを取りません。普段の入力作業時では大まかに演奏してあとはDAW上で修正してしまうため必要最低限の鍵盤数でことが足りてしまいます。本体の左側にはOCTAVEのボタンが付いており88鍵のキーボードの音域もカバーすることができます。ピアノの演奏をしない僕にとってはこのOCTAVEボタンでの音域の上げ下げで十分だと感じています。
しかし最近、作業をする上でボタンを切り替え音域を切り替えるのが意外と手間だと思うようになってきました。例えば幅広い音域の音を使いフレーズを作るとします。鍵盤の数が少ないとその音域を賄えずボタンで切り替える必要があります。リアルタイムで弾いてフレーズを考えたいのにいらない動作が増えてしまいます。そうなると今より鍵盤数が多いものを選ぶ必要があります。
この先もっと複雑なフレーズやコードを使っていきたいと考えているため今のものから新しいキーボードに乗り換える日はそう遠くないかもしれません。
あとがき
MIDIキーボードを導入する前はリアルタイムで打ち込みを行うときにはパソコンのキーボードを使って作業していました。MIDIキーボードを手に入れてからは断然作業スピードが上がりました。DTMをするときにどのようなものを揃えるべきかを考えたときにMIDIキーボードの優先度は高くなってくると思います。自分の用途にあったものを選ぶと良いでしょう。
今回は機材を紹介しましたので次回は実際に僕がどのようにして打ち込み作業を行っているのかを書きたいと思います。